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サウザンドアイズ、同社のネットワークインテリジェンスを拡張し、 マルチクラウド環境を可視化

ThousandEyes 日本 —
~AWS、Azure、GCPのアプリケーション体験を瞬時に把握~

インターネットの中身やユーザーからクラウドサービスへの経路を見える化し、問題を検知・解析するサウザンドアイズ・ジャパン株式会社(以下、サウザンドアイズ、本社:東京都港区、代表:尾方 一成)は本日、主要パブリッククラウドを利用してサービスやアプリケーションを利用・提供する企業向けに、同社のネットワークインテリジェンスを拡張したと発表しました。

サウザンドアイズはこの度、インターネットを流れるトラフィックのテレメトリデータや経路情報を世界各国の主要都市から監視可能にするエージェントである「Cloud Agents」をAmazon Web Services(AWS)の15のリージョン、Microsoft Azure(Azure)の25のリージョン、Google Cloud Platform(GCP)の15のリージョンに展開しました。これまでは、顧客自身がこれらクラウドサービスの自社アカウントに「Enterprise Agents」をインストールする必要がありましたが、この度の拡張により、インストール作業は不要となり、マルチクラウド環境の監視がこれまで以上に容易に行えるようになります。

これにより、例えば、クラウドAからクラウドB、インターネットからクラウドC、あるいは各クラウドサービスのリージョン内で、アプリケーションやネットワーク層のパフォーマンスを測定し、可視化できるようになります。企業は、サービス配信時のあらゆる経路を瞬時かつ包括的に把握し、マルチクラウド運用における複雑な課題を克服、クラウドの利用を加速し、ユーザーに優れたデジタル体験を提供できるようになります。

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(図1: Azure、GCP、AWS上に展開されたCloud Agentsのリージョン一覧。 こちらでもご覧いただけます)

エクイニクスのグローバル・ソリューション・イネーブルメント担当シニア・バイス・プレジデントであるライアン・マロリー(Ryan Mallory)氏は次のように述べています。「企業におけるマルチクラウド環境の導入が進んでいます。当社の顧客は、ハイブリッドマルチクラウドあるいは昨今のデジタルエコシステムに簡単かつ迅速に、そして安全に接続し、複数のネットワークとプロバイダを集約するために、我々がグローバルで提供する相互接続プラットフォームあるいはデータセンタソリューションを利用しています。サウザンドアイズは、主要クラウドプラットフォームと、そこにつながるネットワークやアプリケーションを可視化するソリューションを開拓しました。これにより、当社の顧客はあらゆるネットワークを自らのネットワークのように監視することができ、エクイニクスは、強力なデジタルエコシステムを世界規模で育成するという当社のミッションを実現できます」

マルチクラウド環境が主流に

エンタープライズ市場におけるマルチクラウド環境あるいはモジュラーアーキテクチャの広がりは、特定のベンダーに依存するベンダーロックインのリスクを回避したり、AWS、Azure、GCPなど複数のプロバイダから都度最良のIaaSを選択したいというニーズが背景にあります。ガートナーのレポートによると、エンタープライズ市場において、複数のIaaSとPaaSを併用する企業は、2015年には10%未満でしたが、2019年にはその割合が80%に達すると予測されています。 (Gartner, Assessing the Strengths and Weaknesses of High-Value IaaS and PaaS Multicloud Use Cases, Elias Khnaser, January 17, 2018).

エンタープライズ・マネジメント・アソシエイツのシニアアナリストであるシェーマス・マギリカディ(Shamus McGillicuddy)氏は次のように述べています。「当社の調査によると、マルチクラウド型のアーキテクチャがエンタープライズITに変化を引き起こしています。同時に、これらのクラウドアプリケーションを可視化するアクティブなテスト・監視ソリューションへの関心が高まっています。パケットキャプチャ、フローあるいはSNMPによる既存の監視ツールでは、自社が所有しないクラウドベースのアプリケーション配信とサービス間の通信は可視化できません。AWS、Azure、GCPにCloud Agentsを展開することで、サウザンドアイズは今日のマルチクラウド環境における盲点を明らかにします。デジタル体験の質が企業の成功を左右する昨今、マルチクラウドをすでに導入している、あるいは今後予定している企業にとって、可視化は最優先の課題です」

マルチクラウド環境でも瞬時に提供されるネットワークインサイト

サウザンドアイズのネットワークインテリジェンスは、各クラウドサービスに展開したエージェント間の接続テストといったプロビジョニングが予め為されているため、IT担当者は、リージョン内、ハイブリッドあるいはクラウド間のパフォーマンスを導入後直ちに測定し、ネットワーク経路をマップ化、オンプレミスとクラウドのデータセンタの間の接続を即日監視できるようになります。企業は、マルチクラウド環境の導入を検討する際にデータ主導型のアプローチを選択できるようになり、アプリケーション配信、ネットワークの挙動、サービス間の関係性、およびそれらがデジタル体験に与える影響をすぐに把握できます。さらに、今後提供予定の主要IaaS向けテンプレートを使用することで、サウザンドアイズの「Enterprise Agents」の導入もより容易になり、仮想プライベートクラウド(VPC)インスタンスとアベイラビリティゾーンからのより細かい可視化が行えるようになります。

サウザンドアイズのプロダクト管理担当シニア・ディレクタであるニック・ケファート(Nick Kephart)は次のように述べています。「エンドユーザーの体験から生み出される収益、ブランドへの信頼と従業員の生産性をリスクにさらさないためには、アプリケーションやサービスがインターネット上を行き交う際のあらゆる経路を把握できることが不可欠です。Box、JLL、Okta、Slack、Zuoraなど、急成長を遂げている企業の一部は、サウザンドアイズのソリューションを利用してクラウドを可視化しています」

サウザンドアイズのネットワークインテリジェンスの情報は、https://www.thousandeyes.jp または国内販売パートナーから入手可能です。

(ご参考)サウザンドアイズのブログ

サウザンドアイズについて

米サウザンドアイズ(ThousandEyes, Inc. 本社:米カリフォルニア州サンフランシスコ、 CEO&共同創業者:モヒート・ラド)は、デジタル世界におけるユーザーや従業員の体験を把握して理解を深め、 改善するためのインテリジェンスを提供しています。サウザンドアイズのプラットフォームは、データセンタ、 バーチャル・プライベート・クラウド(VPC)、ユーザー端末などから収集されるデータを活用して、 デジタルサービスを可視化します。サウザンドアイズは、150社を超えるGlobal 2000企業、 80社を超えるFortune 500企業、米7大銀行のうちの6行、SaaS企業トップ25のうち20社など、 世界最大かつ最も急速に成長するブランドのグローバルオペレーションの中心を担っています。

サウザンドアイズ・ジャパン株式会社は、米サウザンドアイズの100%子会社です。
詳細は、www.thousandeyes.jp をご覧ください。SNSやブログでも情報発信しています。
ブログ:https://blog.thousandeyes.jp(日本語)
Twitter: @thousandeyes(英語のみ)

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