製品情報

2018年夏リリースの新機能

投稿者 Issei Ogata
| | 1 分

概要


今年の夏は、ネットワークやアプリケーションからの情報取得や可視化の新機能開発に忙しい夏でした。
以下がそのハイライトです:

  • パス可視化機能と SNMPデバイスレイヤーのデータを共通画面にシンプルにまとめるためのグループ化オプションを追加
  • Amazon AWS、Microsoft Azure、Google Cloud Platformに追加したCloud Agentsでマルチクラウド環境を可視化
  • 春リリースのブロードバンドクラウドエージェントに加え、AT&Tがブロードバンドの選択肢として追加
  • レポートやデバイス、エージェントフィルタや一括処理で簡単に管理
  • 新しいServiceNowとの統合や、レポートのPDFダウンロード機能

個別に概要をご紹介いたします。

クリックするだけで答えがわかる

過去誰かに、自社サービスがどこ(ポイントA)からどこ(ポイントB)にどのように配信されるか、あるいは、そのサービスのパケットがネットワークをどのように移動するかを説明しなければならない場面はありませんでしたか? その時 ThousandEyesがあれば、関連するすべてのインターフェイスの詳細が表示されるパス可視化機能が役に立ったことでしょう。そしてさらに、我々はその機能の使いやすさを追求しました。

図1:都市別に分類されたトラフィックがオンライン決済の「Stripe」 APIに到達する仕組み
図1:都市別に分類されたトラフィックがオンライン決済の「Stripe」 APIに到達する仕組み

そして今回の機能追加で、SNMPデバイスレイヤーの表示もグルーピングとクリックでトポロジをドリルダウンできるようになりました。 毎回の更新が大変な昔ながらのデータセンターネットワーク図を見るのではなく、デバイスレイヤ機能を利用してリアルタイムのトポロジを見てください。

図2:隣接したデバイスがグループ化されたデータセンタートポロジ図
図2:隣接したデバイスがグループ化されたデータセンタートポロジ図

マルチクラウドマジック

6月に、AWS、GCP、AzureのIaaSクラウドをサポートする新しいマルチクラウド監視向けのCloud Agentを発表しました。 リージョン間のパフォーマンスベンチマークや、ハイブリッド環境への接続監視、さらに、これらのプロバイダーでホストされている主要なパートナーからのサービスが提供されます。

4月に開始されたAWSとGCPに加えて、フィンランドとロサンゼルスの最新のGCPリージョン、そして25のMicrosoft Azureリージョンを監視することができます。 これにより、パフォーマンスのベンチマークやクラウドの障害検知、さらに自社のIaaS環境を監視できます。

図3:Cloud Agentsを使用した25のMicrosoft Azureリージョン
図3:Cloud Agentsを使用した25のMicrosoft Azureリージョン

広がるISPの選択肢

2018年前半には、Cloud Agentsの新しいオプションを導入しました。どのキャリアを監視するかを指定でき、北米では CenturyLink、チャーター、コムキャスト、コックス、ベライゾンに加えて、主要な米国のメトロエリア間で有用なポイントとしてAT&Tを選択できるようになりました。

図4:6リージョンおよび6キャリアにわたる32のブロードバンドクラウドエージェント
図4:6リージョンおよび6キャリアにわたる32のブロードバンドクラウドエージェント

さらに、クラウドエージェントを東京のISP(現在はKDDIまたはNTTから選択)や仙台・高松に追加し、メキシコシティにも拡張しました。

管理のしやすさを追求

お客様のビジネス拡大に応じて、さらに多くのサービスとインフラの監視が必要になるのですが、この監視業務の増加は誰も望んでいるものではありません。その負担を軽減するため、ThousandEyesは、過去数ヶ月(およびこの先の数ヶ月)に、各設定ビューで、簡単に情報をフィルタリングし、クリック一つで操作できるよう機能拡張を行います。

例えば、すべてのCisco/Juniperスイッチにアラートを適用したり、日本で稼働中のすべてのAgentのヘルスチェックしたり、APIを使わずに簡単にできるのです。

図5:フィルタやバルクアクションにより、デバイスなどの管理が容易になります。
図5:フィルタやバルクアクションにより、デバイスなどの管理が容易になります。

デバイス設定とレポート設定には、ドリルダウンするための複数選択フィルタと一括処理が追加されました。 Enterprise Agentにはフィルタもあり、すぐにバルクアクションが実行できます。

Enterprise Agent用仮想アプライアンスのアップグレードにより、診断チェック機能が改善され、エージェントの起動確認が容易になりました。

図6:新しい仮想アプライアンスの管理画面により、Enterprise Agentの設定が容易に
図6:新しい仮想アプライアンスの管理画面により、Enterprise Agentの設定が容易に

>必要な時に簡単にレポート共有

パフォーマンスをベンチマークするための完璧なレポートを作成し、SLAの目標を設定、その後の状況を追跡するとします。 そこから必要なことは、その情報をいかに共有するかです。 今回、レポート共有と既存の共有リンク機能、埋め込みウィジェットに加えて、レポートをPDFとしてダウンロードできるようになりました。簡単に電子メールに添付したり、保管したりすることができます。

図7:お気に入りのレポートをPDFとしてダウンロード
図7:お気に入りのレポートをPDFとしてダウンロード

また、SlackとPagerDutyとの連携に加えて新たに、インシデント管理サービス向けにServiceNowとの連携も可能になりました。 さらに、新しいトークンとOAuthベースの認証を使用してセキュアなWebhookの統合も可能になりました。

今後もより多くの機能追加を継続し。 2週間毎に発行予定のリリースノート上でご紹介してまいります。リリースノートの受信には、カスタマーサクセスセンターのプロファイルページから登録してください。

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