Cisco® SD-WAN ルーティング プラットフォームにおける ThousandEyes の実用的な可視化機能
ThousandEyes のインターネット&クラウドインテリジェンスは、WAN エッジからお客様のビジネスにとって重要なあらゆる場所までをエンドツーエンドで可視化するため、あらゆるネットワークを介してあらゆるアプリケーションを使用するあらゆるユーザーに最適なデジタル体験を提供できます。ThousandEyes Enterprise Agent は、Cisco SD-WAN ルーティング プラットフォーム内にネイティブに統合されるようになったため、アンダーレイネットワークをホップごとに迅速に可視化して詳細なパスや評価指標などを取得し、オーバーレイと SaaS アプリのパフォーマンスを評価してプロアクティブに監視できます。
SD-WAN ファブリック全体の可視化-そしてその先へ
インターネットや企業のネットワークを含むあらゆるネットワークを介したビジネスクリティカルな SaaS、社内で稼働するアプリケーション、およびクラウドベースのサービスの到達可能性と可用性を確保します。ThousandEyes を使用すれば、ISP とクラウドネットワーク全体でホップごとのネットワークパスを確認し、外部ボーダー ゲートウェイ プロトコル(eBGP)ルーティングの完全性を確保できます。さらに、プロアクティブにベンチマークを実施し、重要なサービスプロバイダーに対して詳細なモニタリングを続けることで、瞬間的な中断が締結済みの運用レベル契約(OLA)とサービスレベル契約(SLA)の履行を阻害していないことを確認することもできます。
アプリケーション体験を監視-どこで稼働しているかは不問
ThousandEyes を使用すると、SaaS アプリや社内で稼働するアプリを含む Web アプリケーションのパフォーマンスを監視および検証して、ユーザーのデジタル体験を最適化できます。WAN から外部との依存関係に至るまでのプロアクティブな相関性のある洞察により、ネットワークやアプリケーションに関する問題を始めとして、クラウド型セキュリティに関する問題など、ユーザーの抱える問題をトラブルシュートする時間とその複雑性も低減できます。
クラウドベースのセキュリティソリューションへの接続を確保
Cisco SD-WAN ルータに配置された ThousandEyes エージェントを使用して、クラウドベースのセキュリティサービスの到達可能性と最適な接続を監視し、アプリケーションのパフォーマンスに及ぼす影響を把握できます。ThousandEyes により、拠点とクラウドベースのセキュリティのアクセスポイント(PoP)間でネットワークパスをホップごとに可視化して評価できるほか、セキュア アクセス サービスエッジ(SASE)コンポーネント間の制御および管理プレーンの接続を検証できます。
Cisco SD-WAN ルーティング プラットフォームで ThousandEyes を使ってみましょう
ThousandEyes エージェントは、Cisco IOS® XE バージョン 17.6.1 以降を実行する、サポート対象の Cisco Catalyst® 8300/8200 シリーズ エッジ プラットフォームと Cisco 4000 シリーズ サービス統合型ルータ(ISR)に組み込まれています。
ThousandEyes エージェントを活用してプロアクティブなテストを実行するには、有効な ThousandEyes アカウントが必要です。ThousandEyes をすでに利用されているお客様は、利用可能な ThousandEyes サブスクリプションを使用して、これらのエージェントのキャパシティを統合できます。まだ ThousandEyes をご利用でないお客様は、無料トライアルにお申し込みいただけます。または、ThousandEyes サブスクリプションの購入についてお問い合わせください。
Cisco SD-WAN を、WAN Insights でプロアクティブに最適化
該当の Cisco DNA ソフトウェアライセンス階層を Cisco SD-WAN でお使いのお客様は、ThousandEyes WAN Insights により、アプリケーション体験の品質をプロアクティブに高めることができるようになりました。ThousandEyes WAN Insights は、Cisco SD-WAN の過去のパフォーマンスデータに対して統計モデルを適用し、今後の状況を正確に予測します。これにより、ネットワークチームは事前にポリシー設定を最適化することができ、重要なビジネス アプリケーションのエンドユーザー体験を向上させることができます。
ThousandEyes が選ばれる理由
問題の平均特定時間(MTTI)が短縮される
チーム間で無駄な時間を費やして非難し合うことがなくなる
プロバイダーの責任範囲の問題を指摘し、迅速に問題を解決できる
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