SASE 導入の前に
セキュア アクセス サービスエッジ(SASE)は、セキュアな接続とクラウド型セキュリティを統合します。これにより、サービスやアプリケーションにどこからでも安全にアクセスできるようになり、最適なパフォーマンスが得られます。ただし SASE へ移行すると、自社で所有せず、従来のツールで監視もできない外部ネットワークとサービスの数が増え、ますます依存することになります。その結果、IT 部門にとっての死角が生まれ、デジタル体験に影響を及ぼす問題を特定および解決できないケースにつながります。
今や従業員はいたる所で作業し、アプリはクラウドに配置され、インターネットは実質的に新たな企業ネットワークとなりました。そんな中、ビジネスに欠かせない基盤となる転送、サービス、アプリケーションを自社で所有していない企業は、どうすればデジタル体験を担保できるでしょうか。また、あらゆるデジタル体験の提供に非常に多くのドメインとプロバイダーが関わっている状況で、問題を切り分け、解決するにはどうすればよいでしょうか。
複雑な SASE には SASE に対する可視性が必要
SASE に移行するにあたり、ワークフォースのデジタル体験を均一に保つうえで複数の課題が生じています。
リモートワークフォース
制御不能な環境にいるリモートワーカーが、自社所有してないアプリケーションに接続。
クラウドベースのセキュリティ
クラウドベースのセキュリティでは仲介サービスが導入され、デジタル体験のサプライチェーンがさらに複雑化。
SD-WAN とセキュア クライアント アクセス
セキュアな接続の実現ではインターネットに依存。
SASE 環境をエンドツーエンドで可視化
ThousandEyes は実用的な分析を提供します。これを IT チームや運用チームが活用することで、インシデントを迅速に解決し、エンドユーザの UX を改善できます。ThousandEyes で得られる可視性は、ユーザからセキュアエッジ、すべてのアプリケーションに至るまで、幅広く及びます。
ネットワークアンダーレイに関する分析の取得
リモートユーザや SD-WAN サイトからセキュアエッジ、さらにはセキュアエッジからアプリケーションサーバまで、アンダーレイネットワーク全体でレイヤ 3 ホップを包括的に確認できます。
アプリケーション UX の監視
ページ読み込みのウォーターフォールやメトリックだけでなく、アプリケーションの最初の画面を超えたマルチステップ トランザクションなどに基づいて、アプリケーションのログイン状況やワークフローといった UX を把握できます。
サービスの依存関係に関する実用的な分析
ISP ネットワークやセキュアエッジ、DNS プロバイダーのサービスの中断を検出し、それらの中断がアプリケーションの可用性、応答時間、ページ読み込みのパフォーマンスに与える影響を確認できます。
事象結果の共有とサービスプロバイダーとのコラボレーション
ThousandEyes で得られる、証拠で裏付けされた分析情報を活用すれば、問題の原因を迅速に特定し、適任者に迅速にエスカレーションできます。またプロバイダーの管理や関係機関とのコミュニケーション、UX の最適化にも役立ちます。
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ThousandEyes が選ばれる理由
実用的な可視性
自分自身が所有しているかのように、あらゆるネットワークを可視化できます。
UX の向上
アプリケーション UX を把握できます。
トラブルシューティングの時間の短縮
分析情報を基に問題の原因を迅速に特定できます。
ThousandEyes はSASE の準備を強力にサポートします。今すぐお問い合わせください。