これからの働き方は「ハイブリッド」
従業員の生産性を犠牲にせずに安全なデジタル接続のハイブリッドな職場環境を構築することは、簡単な作業ではありません。パンデミックを経験した今日の世界では、多くの従業員が柔軟な勤務オプションを活用していますが、その生産性は、ビデオ会議プラットフォームなどビジネスに不可欠なアプリケーションの可用性と使いやすさに加え、基盤となるネットワークやインターネットベースのインフラストラクチャのパフォーマンスにも依存しています。ThousandEyes はインターネットやクラウドに関するインテリジェンスを通じて、IT やネットワークのチームが高性能のハイブリッドな職場環境を提供できるよう支援します。
SaaS アプリケーション
Salesforce、Microsoft 365、Workday などの SaaS アプリケーションは、企業ユーザに大きな変革をもたらしています。しかし、そのようなアプリケーションは、そのパフォーマンスを確保する責任を持つ企業の IT チームにとって、大きな死角を生み出す可能性があります。データセンターでホストされるアプリケーション向けに設計された従来のモニタリング手法は、SaaS 環境には単純に適合しません。コード変更を実装するインフラストラクチャやアプリケーションを IT チームが所有していないからです。SaaS の死角を克服するには、モニタリングに新しいアプローチを採用するほか、SaaS アプリケーションがインターネット上でどのように提供されているかを詳しく理解する必要があります。
コラボレーション
アプリケーション
Cisco Webex® や Microsoft Teams などのコラボレーション アプリケーションは、現代の業務の中核を成すものとなっています。チームメンバーがワークライフバランスの改善のために、より柔軟な勤務環境を選ぶ中で、従業員はこれまでにないほど多くの地域やタイムゾーンに分散されるようになりました。ビデオ会議プラットフォームは、ホームオフィスであっても社内であっても場所を問わず、従業員を互いに結び付けて生産性を維持します。IT チームにとっては、このようなアプリケーションのパフォーマンスを確保することが極めて重要です。しかし、コラボレーション プラットフォームを支えるものは、信頼性の高いビデオ/オーディオ同期や双方向性機能を提供できるよう構築された、高度でダイナミックなアーキテクチャです。コラボレーション アプリケーションのアシュアランスとトラブルシューティングを担当する IT チームは、従業員に最適な体験を提供するために、この複雑で動的な環境への可視性を得る必要があります。さらに、IT チームは、説得力ある概要と要約を簡単に作成できるダッシュボードとレポート機能を必要としています。
内部アプリケーション
モジュール型で分散された性質を持つ新しいアプリケーションは、いくつかの外部のサードパーティサービスやバックエンド統合、クラウド API などに依存していますが、それらはインターネット全体に分散し、ほとんどは企業の管理範囲外にあります。それによって生じる可視性のギャップは、アプリケーション モニタリングに対する従来のサイロ化したアプローチでは埋めることができません。アプリケーションが依存するすべての外部ネットワークや依存関係を把握するには、インターネットやクラウドの知性をアプリケーション パフォーマンス モニタリング(APM)と組み合わせることで、アプリケーション体験についての先行的で統一された可視性を得る必要があります。
セキュア アクセス
サービスエッジ(SASE)
リモートワークの増加に伴い、従業員は現在、企業の境界内と境界外の両方に存在する無数の分散された場所から、企業のサービス、アプリケーション、ネットワークに接続しています。多くの組織では現在、ネットワークエッジでのセキュリティを再検討しています。Cisco Secure Access などのソリューションを使用して SASE アーキテクチャに移行すると、増え続ける外部ネットワークやサービスへの依存度が高まります。それらは企業自身が所有するものではなく、従来のモニタリングツールでは対応できないため、ユーザー体験に悪影響が及びます。IT チームは、エンドユーザが各自の作業場所(ホームオフィスであっても、社内の会議室であっても)からアプリケーションを使用する場合の体験がどのようなものになるかを理解しながら、それに影響するすべての依存関係を把握する必要があります。
仮想プライベート
ネットワーク(VPN)
いまや安全な企業ネットワークの同義語となっている VPN は、オンラインのアクティビティをセキュリティとプライバシーの追加レイヤによって保護します。VPN はリモートワーカーに追加のセキュリティレイヤを提供しますが、トラブルシューティングのパフォーマンスという点では複雑さが増すことにもなります。VPN はリモートワーカーと VPN ゲートウェイの間のネットワーク接続を難読化することができ、これはネットワークのアンダーレイが見えなくなることを意味します。エンドツーエンドのサービス提供チェーンの情報を把握するために、IT チームは、基盤となるネットワーク接続に相関付けられた VPN トンネルを通して、アンダーレイとオーバーレイ両方のパスへの可視性を必要とします。
ローカル接続とリモート接続
従業員がアプリケーションに接続するのが企業の境界内からでもあっても、遠隔地からであっても、生産性を最大限に高めるためにはシームレスで信頼性の高いパフォーマンスが必要です。かなり多くの従業員が自宅と社内の両方から業務に携わっているハイブリッドワークモデルでは、ほとんどが IT チームの管理範囲外にあるさまざまなローカル環境間のばらつきが、パフォーマンスに大きく影響する可能性があります。IT チームとヘルプデスクは、従業員に優れたデジタル体験を提供するために、Wi-Fi と LAN のパフォーマンス、ブロードバンド ISP のパフォーマンス、インターネット障害の情報など、エンドユーザーから SaaS アプリケーションやオンプレミス アプリケーションまで、一元化された包括的な可視性を必要とします。
ThousandEyes が選ばれる理由
VPN 経路をシームレスに検出
外出中やリモートの従業員、キャンパスワーカーのために、VPN のオーバーレイおよびアンダーレイパスを含めたエンドツーエンドのネットワーク接続とそのパフォーマンスを監視。
アプリケーション体験を
先行的に管理
重要性の高い SaaS とコラボレーション アプリケーションについては、障害ドメインの特定と分離を迅速に行う必要があります。分散した従業員のネットワークやエンドユーザー環境にまたがるものも対象になります。調査結果は ThousandEyes ShareLinks とスナップショットを活用してベンダーと共有してください。
Wi-Fi の問題をすばやく検出
信号品質、スループット、再送率に至るまで、Wi-Fi ネットワークとアクセスポイントのパフォーマンスに関するアラートを先行的に受信し監視。
従業員やアプリケーションの場所にかかわらず生産性の高いデジタル体験を提供。