AWS、Google Cloud、Azure、IBM、Alibaba Cloud によるマルチクラウドモニタリング

マルチクラウドモニタリングに関するチュートリアルビデオ字幕

ThousandEyes のチュートリアルへようこそ。今回のテーマはマルチクラウド環境での使い方についてです。

本日は、Amazon Web Services や Microsoft Azure、Google Cloud などの一般的なパブリッククラウドサービスを ThousandEyes で監視する方法をご説明します。

マルチクラウド向けの ThousandEyes のネットワーク インテリジェンスの範囲は、54 か国の 160 を超える都市の監視ポイントが含まれます。

これには、15 の AWS リージョン、同じく 15 の Google Cloud リージョン、そして 25 の Microsoft Azure リージョンが含まれます。

この Cloud Agents を活用すれば、ThousandEyes でサポートされているあらゆる種類のテストを実施できます。たとえば、ページロード、トランザクション、HTTP サーバーのテスト、音声テスト、ネットワークテストなどがあります。

さらには、複数の Cloud Agents から特定の Cloud Agent に対して実行するエージェント間テストも可能になりました。

こうしたテストを活用すれば、ソフトウェアの展開や管理を行わなくてもパブリック クラウド データセンター間のネットワークパフォーマンスを即座に把握できます。

この新しい Cloud Agents を使用するには、テストを実行する場合と同じように Cloud Agent のドロップダウンリストから検索したエージェントを選択するだけです。

この例では、US-East-1 リージョンに位置する Amazon S3 の URL を対象に HTTP サーバーのテストを設定し、55 すべてのクラウドリージョンからテストを実行します。

[新しいテストの追加（Add New Test）] をクリックし、URL をコピーして URL ウィンドウに追加します。

時間の間隔を 10 分に変更し、ドロップダウンリストから AWS Agents、Azure Agents、Google Cloud Agents の各エージェントをテストの起点として選択します。

テストの頻度が多いリージョンがある場合は、ラベル機能を活用してエージェントのカスタムリストを作成することで、クリック数回で対象を簡単に選択できます。

必要なエージェントをすべて選択し終わったら、テストを作成して数分以内にはデータが見えるようになります。

ThousandEyes は、アプリケーション層とネットワーク層でエンドツーエンドの指標を収集します。指標には、HTTP サーバーの可用性や応答時間、ネットワーク指標としてパケット損失や遅延などがあります。

シスコの強力なパスの可視化があれば、ネットワークパスや外部の依存関係を把握し、サービス障害の起点を特定することができます。

ThousandEyes ダッシュボードとレポートを使用することで、こうしたパフォーマンスデータを集約し、傾向を把握できるほか、基準となるデータを確立するのが容易になります。

数分もあればできる簡単な手順に沿って、ThousandEyes Enterprise Agents を VPC に展開すれば、プライベートネットワークや VPC を可視化できます。

Enterprise Agents は Linux パッケージでも、Docker コンテナでも展開できます。

Linux パッケージバージョンを展開するには、使用容量の小さい Ubuntu 16.04 LTS イメージをご利用のクラウドプラットフォームに展開します。

この 3 つのコマンドをコピーして CLI コンソールに貼り付けます。

数分以内にエージェントが一覧に表示されます。

覚えやすい名前を付ければ準備完了です。

Docker コンテナの場合は、ThousandEyes テンプレートを使用するか、自動化ワークフローに合わせてテンプレートをカスタマイズします。

ThousandEyes があれば、マルチクラウド ネットワーク インフラストラクチャを可視化するのもかつてないほど容易です。

今すぐにログインして、マルチクラウド インフラストラクチャを始点や終点とするテストの作成を始めましょう。