ビジネスクリティカルな SaaS アプリケーションの監視

SaaS モニタリングに関するビデオ字幕

CRM やメール、コラボレーション、HR などのビジネスクリティカルな機能がクラウドで提供される SaaS サービスへと移行するに従って、企業の日々の運用では社外のベンダーとそのベンダー間のネットワークへの依存度が高まっています。

そしてこの状況は、サービス障害を避けられない事態が起きたときの問題の診断を難しくしています。

しかし、ThousandEyes があればお客様のネットワークの主要ポイントから SaaS アプリケーションを可視化することで迅速に問題を特定でき、プロバイダーと非難し合うような時間の無駄を減らすことができます。

拠点やデータセンター、コールセンターに簡単にインストールできる Enterprise Agents から、定期的なテストを実行して SaaS サービスを監視できます。

また、従業員のノートパソコンやデスクトップにインストールした Endpoint Agents を利用して、拠点内外の従業員のデータも収集できます。

Enterprise Agents では多様なテストによる評価を通じて基準となるパフォーマンスを確認でき、そのデータを基に SaaS の接続を監視できます。

Web のレベルでは、ページロードや Web のトランザクションテストで Web ページについてのオブジェクトレベルの情報を取得できます。一方 HTTP のテストでは、接続先サーバーの IP アドレスや HTTP レスポンスのヘッダー情報に加え、可用性や応答時間などの指標を取得できます。

収集したデータは実際のワークフローを基準として設定するのに役立ち、さまざまな拠点からユーザ体験を理解できます。

ネットワークのレベルでは、パスの可視化やそれに関連するネットワーク指標を利用することで、パケット損失や遅延の大きいリンクとインターフェイスを特定し、ユーザーに影響が出ている場所やその理由を正確に突き止めることができます。

ルーティングのレベルでは、BGP ルートの可視化を利用して SaaS プロバイダーにトラフィックがどのようにルーティングされるかを把握し、そこからルーティング面での改善および最適化の余地を見つけ出します。

Endpoint Agents では、特定のユーザーセッションから同様のデータを取得できます。

ページの完了率や応答時間を測定し、ユーザーがページを閲覧するのと同時にページロードのウォーターフォールを確認できます。

他にも、有線および無線のパフォーマンスやエンドユーザーから見たネットワークトポロジ、トラフィックパス上にある VPN やプロキシなどのネットワーク接続の情報を確認できます。

トラブルシューティングに加えて、こうしたテストから拾い集めた分析情報は SaaS を展開する前にさまざまな用途に活用できます。たとえば、ネットワークキャパシティを計画したり、拠点全体のパフォーマンスを可視化したり、あるいは可用性を評価したうえで最適のルートや ISP を判断したりすることもできます。特定のサービスや地理的条件に応じてアラートトリガーをカスタマイズするのも簡単になるため、SaaS サービスの問題に可能な限り早急に対処するのに役立ちます。

測定記録をデータに保存しておいてチーム、SaaS ベンダー、ISP と双方向リンクで共有することも容易にでき、これにより、データの傾向を把握したり、臨時や定期のパフォーマンスレポートを生成したりできます。

わずか数分でお客様のネットワークを SaaS に合わせて最適化できるようになります。使い始めれば、すぐにでもお互いを非難し合うような状態に終止符を打てます。

利用のお申し込みは無料です。ぜひお試しください。