デジタル ユーザー体験こそが最も重要な成果
企業の成功の鍵は優れたデジタル体験の実現の可否が握っていると言っても過言ではありません。顧客と企業との接点はデジタル領域への移行を加速させており、顧客ロイヤルティも以前より流動的になっているため、デジタル体験の重要性は急激に高まっています。そのため、現在の複雑なインターネット環境を理解して、さらに効率よく管理できるように、企業はデジタル体験の監視に力を注ぎ始めています。ThousandEyes は、あらゆるネットワークにおける Web アプリケーションの状況を先を見越して可視化、事前に問題を発見し、すばやく原因を特定して解決することで、期待されるデジタル体験が実現し、顧客離れを抑えることができます。
インターネットのパフォーマンス
優れたデジタル体験を提供するためには、アプリケーションの可用性、操作性、そして依存関係という、デジタル体験サプライ チェーンのすべての側面を考慮する必要があります。インターネットなどのさまざまな外部要因が Web アプリケーションの稼動時間に与える影響を理解するには、ルーティング、エンドツーエンドのパス、パフォーマンス (レイテンシやパケットロスなど)、そしてホップごとの評価指標を可視化する必要があります。アプリケーションの操作性を理解するには、アプリケーション レイヤーのデータと、ビジネス トランザクションを監視するための合成機能が必要です。最新のアプリケーションに組み込まれている API やマイクロサービスなどの依存関係による影響を理解するには、この複雑なサプライ チェーンの随所で発生する障害がデジタル体験に与える影響を可視化する必要があります。ThousandEyes が提供するレイヤー間の可視化と模擬テスト機能は、パフォーマンスの詳細情報を提供して、実際のユーザー監視ポイントから問題をすばやくトラブルシューティングできるようにします。
サービス提供のためのインフラ
企業では、世界中のユーザーにアプリケーションやメディアを提供するために、多くの重要なサービスに依存しています。サービス提供インフラの中核となるのは CDN であり、ほとんどの業務は外部の DNS プロバイダにも依存しています。サービス提供インフラが複雑になり、サードパーティへの依存度が高くなるにつれ、ビジネスへの影響を与えうるいかなる問題にも事前に対処できるように、サービスのパフォーマンスと到達性の詳細情報をリアルタイムで入手する必要があります。
アプリケーション ライフサイクル
Opsで監視したものを Dev でテストすることで、より速くアプリケーションを構築し、エラーを減らせます。開発プロセスの早い段階で問題を発見して対処することで、プロアクティブにコードを改善できるため、時間のかかる修正作業を先延ばしにすることを避けられるからです。ThousandEyes の REST API を通じて、シンセティックは継続的インテグレーションおよび継続的開発(CI/CD)パイプラインに容易に統合できるため、本番稼働の前と後で同じメトリクスを監視し、顧客に影響が及ぶずっと前にエラーを検出・修正できます。
またアプリケーションチームは、ThousandEyes for OpenTelemetry と AppDynamics の双方向統合を活用することで、IT 組織間のサイロ化を撤廃し、より効果的なコラボレーションを促進できるようになります。AppOps のネットワーク インテリジェンスと NetOps のアプリケーションヘルスに対する可視性が強化されるため、IT チームはアプリケーション パフォーマンスに最も影響を与える依存関係について共通の見解を得たうえで、より効果的に連携して問題を特定し、解決することができます。
インターネットの健全性
とルーティング
インターネット アクセスとトランジットは今日の企業にとっては生命線であり、業務で必要とされる接続を保証するためには、ピアリングと主要な ISP からのトランジットの詳細情報を入手する必要があります。Web サイトやモバイル アプリケーションで収益を上げている企業でも、IaaS や SaaS のアプリケーションに新しい SD-WAN や支店からのインターネット ブレークアウトで接続する企業でも、可用性の高いネットワーク サービスや最適なデジタル体験を保証するためには、BGP ルーティング、ISP パフォーマンス、そして世界規模でのインターネット健全性の監視が不可欠です。
インターネット セキュリティ
インターネットの本質ともなる相互接続、相互依存、そして信頼ベースでの運用は、インターネットが DDoS 攻撃、BGP ルート リークやハイジャック、DNS ハイジャックやキャッシュポイズニングといったセキュリティ上の問題に脆弱である要因にもなっています。これらの問題が悪意から発生したものであっても偶発的なものであっても、セキュリティの問題であることに変わりはなく、インターネット トラフィックを無防備に第三者にさらけ出したり、サービスへの正当なアクセスが妨害されたりする結果を招きます。インターネット トラフィックへのセキュリティ上の脅威とユーザー環境への影響を最小限に抑えるためには、インターネット トランジット、DNS プロバイダ、そして DDoS 緩和サービスなどを可視化する必要があります。
関連するブログ記事
顧客のデジタル体験の詳細および、お客様のビジネスにどのような意味があるかについてご確認ください。
デジタル体験の可視化を諦めないで
MCGRAW-HILL は、デジタル化において顧客体験をどのように向上させたか
ThousandEyes が選ばれる理由
ユーザーの場所を想定して監視
Cloud Agents は世界中に配置されており、各都市のリモート ユーザーのアクセスをシミュレーションした現地のトランジット プロバイダやローカル ISP からのパフォーマンス データを提供します。
関連付けられたデータ
アプリケーションの可用性と操作性をネットワーク接続と関連付けて、顧客の視点から監視します。
可視化のギャップを埋める
ThousandEyes は、DNS サーバや主要なサードパーティ サービス プロバイダ (CDN や ISP など) を監視することで、外側から見た Web アプリケーション パフォーマンスのビューを提供します。
ThousandEyes の詳細
クラウドやデジタル変革を最大限に活用