エンジニアリング

Enterprise エージェント インストール ガイド (Intel NUC編)

投稿者 Issei Ogata
| | 1 分

概要


Intel NUCの調達納期は、モデル・販売代理店により大きく異なります。

ご検討の際にはどうか早めにご確認ください。

EnterpriseエージェントはUbuntuをベースに造られていますので、Ubuntu 18.04 が正常に動作する機器であれば、他のIntel NUCのモデルでもEnterpriseエージェントは問題なく動作します。また、エージェントには最新バージョンのソフトウェアやセキュリティ更新プログラムが自動的にダウンロードそして適用されます。

ThousandEyesが動作確認済みの Intel NUC:
Canonical社 (Ubuntu) で動作確認済みの Intel NUC:

ハードウェアの設定

Enterpriseエージェントのインストール中は、以下のような接続にします。インストール後はモニター、キーボード、マウスは必要ありませんので取り外して頂いて構いません。Intel NUCのような物理エージェントへのインストールの際には、DHCPを使いIPアドレスを取得できるネットワークに接続します。( IPアドレスが取得出来ない場合、インストールが途中のまま画面が先に進みませんのでご注意ください。)インストール後は、IPアドレスを固定IPに変更できます。

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インストーラーソフトのダウンロード

ThousandEyesのクラウドアプリにログイン後、Cloud & Enterprise Agents > Agent Settings のメニューを選択後、新しいEnterpriseエージェントを追加する [Add New Enterprise Agent] のボタンをクリックします:

次に表示される画面の Physical Appliance Installer から .最新のエージェント ThousandEyes-pa-0.xxx.iso をダウンロードします。ファイルの大きさは950MB程度です。

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インストーラー用起動USBメモリの作成

ダウンロードした .ISOのファイルをUSBメモリに書き込みます。容量が1GB以上のUSBメモリを準備します。 (例:SanDisk Ultra USB 3.0 SDCZ48-016G で動作確認済み)  USBメモリへの書き込みの手順はOSによって異なりますが、Mac/Linuxでは ddコマンド、Windowsでは Rufusというツールを使います。Writing the ISO to a USB disk にOS毎の手順の説明があります。このガイドではhttps://rufus.ie/ja_JP.htmlからダウンロードしたWindows用のRufusの日本語版を使ってインストーラー起動用USBメモリを作成します。

設定内容:
デバイス:起動用に使うUSBメモリを選択
ブートの種類:ダウンロードしたISOファイルを選択
パーティション構成:MBRに設定
ターゲットシステム:BIOSまたはUEFIに設定
ファイルシステム:FAT32に設定

[スタート]を押すと次の画面が表示されるので、DDイメージモードを選択します。その後インストーラーがコピーされ、終了です。

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BIOSの設定とインストーラーの起動

EnterpriseエージェントをインストールするNUCのBIOSでLegacy Bootを有効にします。

このガイドでは Intel NUC のモデルで NUC5i5RYH とNUC10FNH のBIOS設定を説明します。
1.HDMIポートにモニターを接続、USBキーボードを接続
2.イーサネットケーブルを使いDHCP + インターネット通信が有効なLANに接続
3.USBのポートにISOイメージを書き込んだUSBメモリを接続、電源をオン
4.キーボードの[F2]を押してBIOSのSetupにアクセス
5.Secure BootとUEFI bootを無効化、Legacy Bootを有効に設定

10世代NUCのLegacy Bootの設定項目がグレイアウトの状態で設定変更が出来ない場合、以下の手順でBootモードを変更します。

BIOSの変更については以下のリンクにも詳しい説明があります。
https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/support/articles/000032529/intel-nuc.html:
6. Bootモードを設定・保存後、NUCを再起動。キーボードの[F10]を押してBootデバイスを選択。
7. USBメモリを選択 (以下の例ではSanDiskを選択):

“Running preseed…” が表示されたまま止まっているように見える時間がありますが、インストーラーには何も入力の必要はなく、20-30分程度後(SSDであれば10分程度)にはインストールが終了しNUCがシャットダウン。電源をオフにした状態になります。

Enterpriseエージェントの起動

インストールの終了後、USBメモリをNUCから外して電源をONにすると、以下のシーケンスでEnterpriseエージェントが起動します。

pic11.jpg

ブートローダー(入力の必要無し)

pic12.jpg

Linuxが起動するメッセージ

pic13.jpg

表示内容:
• EnterpriseエージェントのURL
• ユーザー名とパスワード、
• ネットワークの設定、
• パスワードのリセット
次に起動終了後の画面に表示されたURL(上記の例の場合、http://192.168.1.148/.)にWebブラウザーでアクセスして、エージェントの設定を行います。

Enterprise エージェントの設定方法(インストール完了後)

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