2018年6月13(水)~6月15日(金) 幕張メッセにて開催された Interop Tokyo 2018に初出展し、多くのお客様にお立ち寄りいただきました。さらに、めでたく2つの賞をいただきました。みなさんありがとうございます。
準グランプリをいただいたのは、Interop会場のShowNetをリアルタイムで見える化したデモ部門。審査員特別賞をいただいたのは、ホットステージを含め2週間、ShowNetの構築・運用を担当されてきたNOCメンバーの方々から選ばれるBest of ShowNet Awardです。
ShowNetのネットワーク経路・品質、インターネットへアクセスしたサービス品質、BGPアナウンスメントの状態をThousandEys SaaSプラットフォームで簡単に見える化しました。実際のShowNetで実施した監視・可視化メニューは以下になります。
•DNS サービスの監視
国内外のエージェントからのwww.interop.jpドメイン名のIPアドレス解決と、各サーバーのレスポンスタイムを監視。
•Shownet とインターネットの接続性
Shownet内に設置した複数のエージェントとインターネットのCloudエージェントと両方向の接続性の監視。
•HTTP サービスの監視
国内と海外のエージェントからhttps://www.interop.jpのWebサービスへのアクセスと、レスポンスタイムを監視。
•BGP アナウンスメントの監視
interop.jp とShownetのIPプリフィックスのBGPのアナウンスを世界30箇所のISPにて監視。
また、会場内からインターネットへのアクセスを監視するために図1の通り合計4カ所に Enterprise Agentを設置しました。
- Cisco ISR 4331 x 2台
- クラウド/IOT ネットワークに Intel NUC x 1
- ThousandEyes のブースに Intel NUC x 1
なお、ShowNetのNATの制限で、IPv4を使った 外部のCloud Agentから内部のEnterprise Agent への通信は不可だったため Cisco ISR 4331上の Enterprise Agentは IPv6仕様に設定し Cloud Agentと エージェント間の双方向監視テスト【スナップショット】を実行しました。その結果が図2になりますが、ご覧の通り会場から札幌までの通信は行きと帰りで異なる経路をたどります。双方向テストの実行により、片方向だけの監視では発見できないような事象もより詳細な可視化により迅速なトラブルシューティングが可能になります。
さらに、複数の Enterprise Agent と Cloud Agent から MS Office365 のログインサイトへのHTTPテスト【スナップショット】も実行し、サイトまでのネットワークパス、レスポンスタイム、遅延等の監視を実行しました。
ShowNet オペレーションセンター内の中央メインモニターでもThousandEyesをご利用いただきました。ご担当の方々からは、「是非来年もShowNetへのご参加をお願いします!」と暖かいお言葉をいただきました。はい、来年も精一杯頑張ります!