WAN Insights アラート

イノベーションの概要

ThousandEyes WAN Insights はこれまで、パス品質に基づく推奨事項を提供するうえで、電子メールベースの通知のみに対応していました。新しい WAN Insights アラートでは、モニタリング結果を表示するUIに加えて、サイト品質の低下やキャパシティの飽和に関する通知を積極的に受信したいというニーズに応えました。これにより、ユーザーが ThousandEyes で使い慣れた一般的なフレームワークを効率的に活用して、アラートルールを作成できるようになります。さらに、ウェブフックを介して、選択した IT サービス管理（ITSM）プラットフォームから通知を受信できるようになります。

主な機能：

• サイト品質のアラート：遅延、損失、ジッターの集約したデータを通じて、パス品質が低下しているサイトをユーザーが特定できるようにします。また、必要に応じて条件をいくつか活用して、これらのアラートを条件フィルターによって特化（または一般化）できます。条件にはアプリケーションクラス、ユーザー数、サイト ID、サイト品質などが含まれます。

• キャパシティのアラート：キャパシティの飽和が発生しているホスト名とインターフェイスをユーザーが特定し、問題になる前に先を見越して利用状況に関する情報を把握できるようにします。また、（使用中の WAN Insights 設定とは異なる）パーセンタイルを容易に設定し、利用状況に関する通知を主体的に受信できます。さらに、モニタリングする特定のホスト名やインターフェイスの指定も可能です。

• 完全な通知サポート：WAN Insights アラートは他のアラートルールと同様に、既存のウェブフックインスタンスやITMSアプリケーションを介して通知できます。

お客様のメリット：

• WAN Insights の運用化：各サイトのパス品質やキャパシティの変動に関するアラートを活用して、長期的な最適化プランを立てられます。

• ITMS サービスへの統合：お客様のウェブフックサーバーやネットワーク運用チームが使用する一般的な ITMS アプリケーション（Slack、PagerDuty、ServiceNow など）にアラート通知を送信できます。

• 効率的なキャパシティプランニング：日々受信するサイトキャパシティのスナップショットで品質低下やトラフィックの傾向をハイライトして、高度な警告を実現します。

WAN Insights アラートをセットアップするためのクイックチュートリアル：

1. WAN Insights サイト品質メトリック用のアラートルールを作成します。

2. WAN Insights サイトキャパシティプラン用のアラートルールを作成します。

3. アラートルールをカスタムウェブフックに割り当てます。

4. WAN Insights アラートを確認します。

5. WAN Insights アラートを非表示にします。