卓越した SaaS 体験を実現する優れた可視性
SaaS アプリケーションにおいて優れたユーザ体験を実現するのは、非常に難しい場合があります。データセンターを超えてインターネットにまで広がったネットワーク環境は複雑化し、もはや完全には制御できなくなっていますが、IT チームは、さまざまな場所に分散しているエンドユーザーのために、そのような環境全体でアプリケーションを配信し、トラブルシューティングを行う必要があります。それにもかかわらず、ビジネスクリティカルな SaaS アプリケーションで問題が発生した場合でも、IT チームは、エンドツーエンドのサービスデリバリチェーン全体に関するインサイトをほとんど持っていないため、アプリケーション障害の原因やその影響に関して、ユーザーの感情中心の Web サイトや、リアルタイムで情報を得られないベンダーのダッシュボードに頼らざるを得ないことがよくあります。
ThousandEyes Internet Insights:Applications Outages は、ThousandEyes のグローバルな統合データセットに基づいて、明確にアプリケーションの障害を検出します。今日の組織の生産性と事業の継続性を確保するために不可欠な SaaS アプリケーションだけでなく、世界中の数百万(場合によっては数十億)のインターネットユーザーが利用する主要なコンシューマ アプリケーションにも対応しています。
信頼のおけるデータ — 確実に障害を検出
ThousandEyes は、世界中で収集されたテレメトリデータセットを基に、ほぼリアルタイムでアプリケーションの障害を検出します。また、ネットワークの障害や、DNS、SSL、アプリケーションのエラーなど、問題のあるドメインに関するインサイトを提供します。IT チームは、この実用的なインサイトを活用することで、内部の関係者と迅速(かつ確実)に会話できるため、問題を見つけてトラブルシューティングする期間を短縮できます。
アプリケーション プロバイダーの障害状況を時系列にグラフ化
- Salesforce、Slack、Microsoft 365 など、従業員が利用している 75 以上の重要な SaaS アプリケーションの可用性を、リアルタイムで確認したり、過去に遡って確認したりできます。
- 影響を受けるアプリケーションと関連するエラーをすばやく特定し、ネットワークの障害情報と相互に関連付けることで、レイヤ全体を包括的に可視化できます。
アプリケーションの障害範囲と地理的影響を把握
- アプリケーション障害の規模と地理的範囲をグラフ化することで、IT チームは、問題が局所的なサービス障害なのか、大規模な問題の一部なのかを切り分けられます。
- インターネット障害の全体状況をすばやく確認してから、特定のテストビューにドリルダウンすることで、より詳細な情報を把握し、障害発生中のコミュニケーションプランを確立できます。
SaaS プロバイダーの障害対応を強化
- 障害を引き起こしたエラーのタイプと影響を受けるインターフェイスを分離し、このデータを担当者と共有して、平均修復時間(MTTR)を短縮します。
- ベンダーに SLA を適用することで、SaaS サービスプロバイダーの選択方法を改善できます。また、1 年間の障害履歴データを活用して効果的なネットワーク計画を策定できます。
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ThousandEyes が選ばれる理由
アプリケーションの問題に関する MTTI を短縮できる
インサイトを活用することで、SaaS プロバイダーが計画外の停止を認識する前に警告できるため、従業員と顧客の体験に影響を与えるアプリケーションの問題の MTTI を短縮できます。
自信を持って明確にコミュニケーションできる
従業員や顧客が利用するアプリケーションの機能に影響を与える問題を迅速に把握し、通知します。
SaaS サービスプロバイダーを効果的に選択できる
SaaS プロバイダーの各地域およびグローバルでの安定性が、同業他社と比較してどの程度かを時系列で把握することで、情報に基づいてベンダーを選択できます。
従業員が利用するアプリケーションに影響を及ぼす障害をリアルタイムに分析