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次世代ネットワークを実現する ThousandEyes WAN Insights が登場

投稿者 Mike Hicks
| | 2 分

概要

ネットワーク予測と SD-WAN の推奨設定を提案し、企業サイトのユーザ体験を最適化する ThousandEyes WAN Insights が登場。


デジタル トランスフォーメーション成功の鍵を握るネットワーク

インターネットは今日の企業の核です。デジタルトランスフォーメーションの取り組みは、
クラウドサービス、SaaS アプリケーションそして SD-WAN(ソフトウェア定義型広域ネットワーク)といった、インターネット専用環境への大転換をもたらしました。これらのサービスがビジネスを前進させたのは間違いありませんが、現状は非常に動的で異機種混在です。企業が所有または直接コントロールできないインターネット環境に大きく左右される、予測不可能な状態なのです。このような環境では従来のモニタリングツールでは対応不可能な重大な死角が発生します。さらに、ネットワークパフォーマンスのトラブルシューティングとユーザ体験の確保がより困難になり、より時間を必要とします。

さらにネットワークオペレータにはユーザーの期待が高まっているため、将来を見据えて本来集中すべき最適化業務よりも、日々の運用の維持に苦労しています。企業の需要の変化に対応するには、スケーラブルなアプローチ、つまりユーザ体験への影響が出る前に、ネットワークオペレータがプロアクティブにネットワーク条件を最適化できるアプローチが不可欠です。これにより、ネットワークチームは将来を見据えた革新と構築に必要な時間とスペースを確保できるからです。

ThousandEyes はこれまで長い間、インターネット、クラウド、ビジネスに不可欠な SaaS アプリケーションのデジタル体験に焦点をあてられるようお客様をサポートしてきました。マルチレイヤーの可視化や、パフォーマンスの分析、迅速な問題解決を実現するためです。

今回発表された最新製品、ThousandEyes WAN Insights は、発展目覚ましいシスコの予測型ネットワークを活用しています。新製品の特徴は、ネットワーク条件の予測に加え、SD-WAN のフォーマンスを最適化する推奨事項を提供できることです。ネットワークオペレータが導入すれば、エンドユーザーのアプリケーション体験をプロアクティブに改善し、変化の速い世界に必要な生産性、復元力、俊敏性を向上できる画期的な製品です。ThousandEyes WAN Insights はシスコ SD-WAN をご利用のお客様にご利用いただけます。

このブログでは、ThousandEyes WAN Insights の特徴と、SD-WAN ネットワークで利用できる製品の予測機能についてご説明します。

最新の WAN の可能性と課題

SD-WAN の登場により、複数のアプリケーションに最適パスを選択するアプリケーションポリシーが採用され、複数の WAN ネットワークの管理が簡素化されました。図 1 にあるように、2 つの企業サイト間の接続は通常、ルータ間の複数のパスで構成されます。これらのパスはプロバイダーの光ファイバや専用の MPLS 回線といった異なる専用回線を表しています。トラフィックがどの回線を使用するかはポリシーによって決定されます。たとえば 1 つのサイトで、音声トラフィックをある回線にルーティングした場合、その他のトラフィックはすべて別の回線にルーティングされます。

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図 1:複数の専用回線を表す 1 つのパス

複数の期待に応えることはポリシーの定義を複雑にします。サイトやアプリ、ネットワークの数が増えるほど、ネットワークオペレータが決定するパスの数は指数関数的に増加します。さらに、ネットワーク条件の種類が増えるほど、フィードバックや自動 / 手動のリアクション数も増加し、ユーザ体験にリスクをもたらします。また、ポリシーの効果検証が皆無またはそれに近い状態では、ポリシーを使用した場合の効果が保証されません。

リアルタイムポーリングとフィードバックを受けた(つまり事後対応の)ポリシー変更は、短期的な問題軽減には有効ですが、ポリシーをビジネスやユーザーの要件や期待に適合させるには不十分です。今のネットワークオペレータに不可欠なのは、増大するビジネス要件に合わせて拡張可能な、長期的かつ予防的ソリューションです。

ThousandEyes WAN Insights で「対応」から「予防」へ移行

ThousandEyes WAN Insights は、Cisco vAnalytics パスメトリックに統計モデルを適用し、企業サイトのユーザ体験最適化のためのネットワーク予測と SD-WAN ポリシーの推奨事項を提供します。これは各ネットワークパスの動作を継続的に観察することで可能になります。ThousandEyes WAN Insights は履歴データが準備でき次第(最大約 24 時間必要)SD-WAN ネットワークサイトのすべてのパフォーマンスの分析を開始し、Office 365 などの複数のアプリケーションカテゴリと Cisco Webex などの音声対応コラボレーションサービスの品質問題を特定します。

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図 2:ThousandEyes WAN Insights のアーキテクチャ概要

ThousandEyes WAN Insights は SD-WAN のサイト、エッジルータ、インターフェイスの設定に従い、パスのレベルまで品質を継続的に測定・評価します。すぐには解消されないような問題がサイトに起きた場合、WAN Insights は回路レベルで代替パスを提案し、そのサイトの出力トラフィックをルーティングします。この提案は、各アプリケーションカテゴリの要件が反映された品質予測によりサイトおよびアプリケーションカテゴリごとに行われます。

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図 3:アプリケーション体験確保の予測

ユーザーメリット=ビジネスメリット

今日のハイブリッドワーク環境は、異種ネットワークに分散するなど非常に複雑です。エンドユーザーがネットワーク条件の異なるさまざまな場所からアクセスする、非常に高度なアプリケーションから成り立っています。ThousandEyes WAN Insights のデータ分析機能なら、IT 運用チームによる環境変化の予測が可能になります。一貫したユーザ体験の最適化と維持に欠かせない、ネットワークのアップデートに役立つ分析情報も得られます。

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図 4:ThousandEyes WAN Insights は、問題の事前回避とポリシーの効果検証により生産性を向上

実用性の高い提案機能が特徴の ThousandEyes WAN Insights により、インターネット、クラウド、SaaS にわたって問題を削減し、パフォーマンスを最適化できます。特に以下のことを実現できます。

  • 劣化の事前回避によりユーザ体験を改善
  • 実装されたポリシーがビジネス要件を満たしているか確認・検証 
  • 途切れない改善サイクルにより、ネットワーク / アプリケーション パフォーマンスを継続的に最適化
  • 生産性の向上により、IT / 運用チームのリソースを事後対応ではなく、戦略的活動に集約
  • インテリジェントな自動化ネットワーク基盤の構築

自動最適化ネットワーク実現に向けた第一歩

Cisco SD-WAN と ThousandEyes WAN Insights は、今までの事後対応から「予防」への移行を実現します。将来のネットワークとサービスの自動最適化に向けた、大きなブレークスルーだと言えます。ThousandEyes GM 兼共同創設者の Mohit Lad は、「インターネットを中心とする新たな世界でお客様が成功を収めるための支援」と題した投稿の中で今回のブレークスルーの意義について語っています。将来を見据えたエンタープライズネットワークについて詳細をお知りになりたい場合は、こちらまでお問い合わせください

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