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Cisco RoomOS 向け ThousandEyes:コラボレーションを可視化

投稿者 Jillian Murphy
| | 1 分

概要

ThousandEyes Endpoint Agent と RoomOS デバイスが統合されることで、インターネットのトラフィックと接続状況をかつてないほど可視化できるようになります。


ハイブリッドワークが進化を続け、ネットワークや IT の運用の方向性を決定付ける中、重要なコラボレーションツールには優れたユーザー体験を優先的に提供することが必須になっています。弊社は本日、ThousandEyes Endpoint Agent と Cisco RoomOS デバイスの統合の一般提供を開始いたします。この統合を通じて、IT チームはインターネットの品質と接続状況が Webex セッションに与えている影響をより詳しく可視化できるようになります。その結果、迅速に問題を特定し、ワークフローを合理化を合理化できます。 

Cisco RoomOS デバイスは単なるハードウェアではありません。組織の生産性を維持するにあたって重要な役割を果たします。統合された ThousandEyes Endpoint Agent を活用することで、騒がしい会議室から、組織が直接管理していないネットワークのテレワーク拠点(従業員の自宅など)に至るまで、ネットワーク接続とインターネット上の経路をより細かくモニタリングできるようになります。このように包括的な可視性により、接続関連の課題にすばやく対応し、場所にかかわらず一貫性のあるコラボレーション体験を提供できます。

ThousandEyes Endpoint Agent と RoomOS デバイスが統合されることで、インターネットのトラフィックと接続状況をかつてないほど詳細に可視化できるようになります。このような指標が Webex Control Hub に送信されるため、IT チームは登録済みの全 RoomOS デバイスの状況を統合的に把握できます。損失、遅延、ジッターなど、重要なネットワークパフォーマンス指標が、Control Hub ダッシュボード内で視覚化されます。IT チームはこのようなインテリジェンスを利用して、ネットワークの問題を効率的に特定し、あらゆる関係者にとって円滑な運用を確保できます。

ネットワーク指標がもたらす豊富な情報を障害対応に活用

Webex Control Hub のトラブルシューティングビュー内では、各セッションの音声やビデオに関する指標と並んで、ThousandEyes のパフォーマンスデータも直接確認できるようになりました。この統合により、IT チームは使い慣れたワークフローで直感的に作業できます。その結果、デバイスの問題がネットワークに起因するものなのか迅速に見極め、原因をすばやく特定できるのです。セグメントビューは、障害対応用のインターフェイス内で目立つように配置されています。音声やビデオの中断と障害を直接関連付け、ネットワークの潜在的な問題を早期に検出するためのシステムとして役立ちます。

図 1:ThousandEyes のネットワーク指標が Webex Control Hub 内で表示される詳細な様子

特定の場所から参加しているユーザーが音声やビデオに関して抱える懸念など、報告のあった問題についてより詳細に把握するために、IT チームは Network Path(ネットワーク経路)を通じて Path Visualization (経路の可視化)を利用できます。この機能により、ユーザーのデータが Webex のサービスに至るまでに通るルートがホップバイホップで対応付けられるため、IP アドレス、ロケーション、遅延といった重要なデータを明確に把握し、問題のある領域を正確に特定できます。

Control Hub ダッシュボードは障害対応に関するほとんどのニーズに対応しますが、一部の問題は見つかりにくい場合もあります。このような状況では、より詳細なインサイトが必要になります。ThousandEyes ダッシュボードに移行することで、繰り返し発生するネットワーク関連の傾向や例外などの具体的な情報をさらに詳しく把握できます。その結果として、たとえば下流にある ISP でボトルネックが発生している、あるいはトランジットプロバイダーに負担が集中しているといった問題を発見できるのです。Endpoint Agent により、コアごとの CPU 使用率やメモリ割り当ての傾向など、粒度の細かい指標が得られるため、前述のような中断を乗り切る際に役立ちます。このデータを利用することで、IT チームは戦略の立案、懸念事項の解消、サービスプロバイダーとの協力、トラフィックの再ルーティングなど、できる限り優れたユーザー体験の提供を目指した取り組みを行えます。

Automated Session Testing によるパフォーマンス アシュアランスの最適化

今回の統合のうち特に際立っているのが、ThousandEyes の Automated Session Testing(AST、自動セッションテスト)という機能です。この機能は、動的なコラボレーション アプリケーションのモニタリングを強化します。ユーザーが RoomOS デバイスで Webex 会議電話を開始すると、ThousandEyes Endpoint Agent によって自動的に AST が実行されます。その結果、このようなコラボレーションツールのデータが通過するネットワーク経路について、リアルタイムのモニタリングが可能になります。

インターネットを介したアプリケーションの接続を、複数の場所(不安定な条件)に合わせて調整する必要がある場合、AST が真価を発揮します。適応が遅れがちな従来の手法とは異なり、AST はこのような場面でアプリケーションを動的に対応させることに優れています。ThousandEyes の統合を Webex Control Hub 内で有効化すると、登録済みの RoomOS デバイスに前述の AST が実施されます。これにより IT チームはエンドポイントのパフォーマンスに関する継続的かつ詳細なデータを得られるため、障害にプロアクティブに対応できるようになります。

ThousandEyes と Webex RoomOSの相乗効果

ThousandEyes と Webex の統合により、ネットワークパフォーマンスを向上できるだけでなく、ハイブリッドワーク体験全体を強化できます。弊社は、Endpoint Agent と実績のある Cisco RoomOS デバイスを活用することにより、信頼性を強化し、接続を円滑化することを目指しています。弊社のビジョンはシンプルです。それは、あらゆるやり取りを容易にし、場所にかかわらず卓越性を確保することです。


より詳しい情報をお求めの場合は、弊社が 9 月に開催するウェビナーにぜひご登録ください。Cisco RoomOS 上の Endpoint Agent がもたらす機能をすべてご紹介いたします。


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