このステップでは、ThousandEyes エージェントの使用と展開について説明します。ThousandEyes のプラットフォームは、ソフトウェアエージェントと ThousandEyes 独自の Synthetic Monitoring（模擬トランザクション モニタリング）技術を使用して、クラウド、企業、管理対象のエンドポイントを対象に、クロスレイヤのモニタリングテストを提供します。ThousandEyes エージェントは、クラウド環境、自社データセンターや企業ネットワーク内のオンプレミス、または従業員のエンドポイントで実行可能で、ハイブリッド デジタル エコシステムを 360 度把握できます。
ThousandEyes Cloud および Enterprise Agent のスタートアップガイド
ThousandEyes Cloud Agent を使用すると、エンドユーザーのパフォーマンスを最適にシミュレートするプロバイダーや地域からのモニタリングをすぐに開始できます。これらのエージェントは世界 64 ヵ国、250 以上の都市にあらかじめ配置され、今すぐ利用できます。
ThousandEyes Enterprise Agent を使用すると、データセンターやクラウド上の VPC など、自社の管理環境に ThousandEyes を簡単に展開できます。このエージェントを使用することで、キャンパスエッジから SaaS プロバイダーやプライベート WAN のネットワークまでモニターできます。
「Cloud および Enterprise Agent のスタートアップガイド」 では、ThousandEyes Cloud および Enterprise Agent を簡単に設定して、重要なサービスのパフォーマンスをモニターする方法について説明しています。また、ThousandEyes テストの優れた機能の 1 つであるネットワークパスの可視化についても説明しています。この機能を使用すると、テスト（およびユーザー）がインターネット、クラウドプロバイダーのネットワーク、内部ネットワークを通過する際のパスに基づいたホップバイホップの詳細と評価指標を確認できます。図 1 に示すように、パスの可視化により、問題をすばやく特定できます。
図 1. Cloud Agent のテストにより、オークランドと LinkedIn 間のパスに問題があることを検出
Endpoint Agent のスタートアップガイド
ThousandEyes Endpoint Agent を使用することで、企業はエンドユーザーや重要なアプリケーションへの接続に関する問題をプロアクティブにモニターし、切り分けることができます。このようなレベルのエンドユーザーの可視性と関連付けにより、サービスデスクの平均解決時間（MTTR）を大幅に改善できます。
「Endpoint Agent のスタートアップガイド」では、ThousandEyes End User Monitoring（エンドユーザーモニタリング）の導入に必要なステップについて説明しています。Endpoint Agent が、どのように SaaS や内部で稼働するアプリケーションのユーザー体験を可視化し、基盤となる無線 LAN、WAN、インターネット接続、システムの正常性に関するコンテキストを提供するかを学ぶことができます。運用チームはこの機能を使用し、ThousandEyes の Automated Session Testing（自動セッションテスト）を用いることで、Webex by Cisco、Microsoft Teams、Zoom などのアプリケーションのネットワーク接続を自動でモニターできます。
こちらのクイックガイドとインタラクティブな Sharelink を使用して、以下の図 2 に示すように、ThousandEyes Endpoint Agent でどのようにトラブルシューティングできるかをご確認ください。
図 2. リモートワーカーのアプリケーションセッションの正常性を示す Endpoint Agent のビュー
ガイドを参考にしてThousandEyes の使用を開始しましょう
以下のガイドを参考にして、アカウントの設定、テストの実行方法に関する学習、ダッシュボードの作成、高度な統合機能や自動ワークフローの構築を行うことができます。お客様のニーズに応じて、順を追ってステップを進めることも、特定のトピックに直接進むこともできます。ご不明な点がございましたら、サポートチームが 24 時間 365 日対応いたします。
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