SaaS モニタリング
アプリケーションの主戦場はクラウドへと移っています。オンプレミス型アプリケーションとして普及してきた Microsoft Office でさえも SaaS ベースのサービスに移行しています。そのため、管理下にないインターネットを介して、自社で所有しない SaaS ネットワーク インフラストラクチャから提供されるアプリケーションを利用する企業が増え続けています。アプリケーションを所有しているか否かにかかわらず、ユーザ体験は IT 部門にかかっています。しかし、高品質のユーザ体験を確保することは、サービス提供チェーンの複雑さのために困難が伴います。SaaS アプリケーションを導入する場合、ユーザーが利用するのは SaaS プロバイダーのインフラストラクチャだけではありません。DNS や ISP、CDN、DDoS の対策企業など、外部のサービスを数多く利用しています。ユーザーに良質な体験を提供するには、こうしたすべての要素がシームレスに連動しなくてはなりません。
パケットキャプチャやフローデータ、SNMP を利用している従来のネットワーク モニタリング ツールでは、組織の境界よりも外側は可視化できません。そうした手法を採用した旧式のネットワークモニタリング製品では、SaaS アプリケーションに対して適切な可視性を提供することも、サイロ化したデータセット全体を効果的に組み合わせて SaaS モニタリングツールのスイートとして提供することもできません。
ThousandEyes による SaaS モニタリング
ThousandEyes を利用すれば、従業員が使用する SaaS アプリケーションの提供やパフォーマンスを強力に可視化できるようになり、早急に問題を特定したうえでプロバイダーと協力して障害対応に費やす時間を削減できます。拠点やデータセンター、コールセンターに簡単にインストールできる Enterprise Agents だけでなく、世界中の 200 近い Cloud Agents から SaaS サービスを監視します。
SaaS アプリケーションの監視方法
ThousandEyes Enterprise Agents をお客様のデータセンター内や分散拠点内に展開すれば、SaaS プロバイダーのあらゆる要素をエンドツーエンドで把握できます。実際のユーザーが体験する SaaS のパフォーマンスデータを得るには、Endpoint Agents をユーザーのデバイスに展開します。世界中のおよそ 200 か所の都市に展開されている ThousandEyes Cloud Agents も、独立した SaaS アプリケーションの監視ポイントとして利用することで事業拠点と中立地点とのパフォーマンスを比較し、準備計画を進められます。
SaaS サービス提供に関係する依存関係すべてを可視化することで、問題解決を迅速化し、他に類を見ないユーザ体験を確保できます。

Endpoint Agents を利用した SaaS アプリの監視
このビデオで取り上げる内容
- Endpoint Agents がアプリケーション体験や SaaS アプリ(Salesforce や Microsoft 365 など)のネットワーク接続を監視する方法
- 従業員のノートパソコンやデスクトップから直接パフォーマンスデータを収集し、リアルタイムの詳しい分析に集約する方法
- SaaS のパフォーマンスに関する指標を収集する方法
- 集約したアプリや拠点のパフォーマンスに関するレポートを作成する方法
- 事業拠点とリモートユーザー両方の環境におけるトラブルシュートの容易さ
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問題の迅速な特定、責任プロバイダーの見極め、イベントログデータの共有の容易さで速やかなトラブルシューティングとあらゆる問題解決を実現
ユーザ体験の向上
SaaS のパフォーマンスの問題を特定、解決することでユーザーの生産性に影響するのを未然に防止。実際のユーザーデータを得ることで、速やかにヘルプデスクのチケットに対処
SaaS への確実な移行
SaaS の展開前にパフォーマンスや成功の指標を検証し、展開の完了を引き延ばしかねない問題を発見
SaaS ネットワークのモニタリングを始めましょう