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最も重要な場所に、AI で強化されたアシュアランスを提供

投稿者 Joe Vaccaro
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概要

ThousandEyes では、AI を活用した革新的なソリューションを開発することで、お客様の自社環境における可視性をさらに深め、エンドツーエンドのデジタル体験全体に関する分析能力を新たなレベルへと引き上げてきました。


Cisco ThousandEyes が常に使命として掲げているのは、お客様が管理するネットワークだけでなく、管理しないネットワークについても、可視性とアシュアランスを提供することです。なぜならデジタル体験は、自社管理のインフラとそれ以外のインフラの双方に依存しているからです。そして今や、AI により事態はますます複雑になっています。エージェント、サービス、および API はマシンレベルのスピードで相互作用するため、新たなトラフィックパターンを生み出し、これまで以上に動的でクロスドメインの依存関係が増えているのです。

Cisco Live サンディエゴで発表予定のイノベーションは、当社が掲げる使命の大きな到達点となります。自社所有環境における可視性をさらに深め、デジタル体験全体におけるエンドツーエンドの運用インサイトという点で、新たな業界標準を打ち立てるものだからです。AI を活用したユーザーインターフェイスやワークフローから、それらを支えるネットワークやデバイスまで、あらゆる要素を網羅しているのが特長です。

Cisco ThousandEyes では、重要な場所を測定する、経路のすべての部分を可視化する、問題に対応・解決する際に発生源を文脈化するという 3 つの基本原則に基づいた「体験優先」のアプローチを通じてこれを実現します。

重要な場所を測定する

体験とパフォーマンスを最も左右する場所では、可視化が不可欠です。「測りやすい」場所だけを選ぶことはできません。ThousandEyes の最新技術は、そうした重要な場所まで可視化を拡張し、エンドツーエンドのデジタル体験を分析するために必要なデータを提供します。

産業ネットワークでの ThousandEyes アシュアランス

予期せぬダウンタイムは業務に重大な支障をきたす可能性があります。特に遠隔地やアクセスが困難な地域では、それが顕著です。産業ネットワークでの導入実績でトップクラスを誇るシスコの耐環境型デバイスと、Cisco ThousandEyes の統合型可視化機能を活用することで、IT 環境と OT 環境をエンドツーエンドでモニタリングできます。この強力な組み合わせにより、問題を自動的に検出・優先順位付けし、解決時間を短縮し、コストのかかる現地訪問を削減できます。これは、たとえ最も要求の厳しい環境でも効果を発揮します。これにより、より深いインサイト、運用コストの削減、重要な産業インフラ全体におけるレジリエンスの向上といった成果を期待できます。

モバイルエンドポイントでの ThousandEyes アシュアランス

ThousandEyes は新たに、モバイルデバイスにも対応しました。Android および Zebra プラットフォームをエンドツーエンドで可視化できるようになり、デバイス性能やアプリの動作から Wi-Fi や 4G/5G 接続まで、モバイル体験のあらゆる層を捉えることができます。リアルタイムで問題と根本原因を特定することで、より迅速な障害対応、プロアクティブな最適化、そして高い信頼性を実現します。これらはいずれも、テレワークや現場作業にとって不可欠な要素です。現在はベータ版としてご利用いただけます。

シスコ製品全体に組み込まれた ThousandEyes Assurance

ThousandEyesは、シスコの製品全体に深く統合されています。たとえば、Cisco Catalyst スイッチ/ルータ、Cisco Meraki、Nexus スイッチ、Cisco Phone と RoomOS デバイス、Cisco Secure クライアント、そして新たに追加された Cisco スマートスイッチ、Cisco Secure ルーター、Cisco ワイヤレスアクセスポイントなどです。この広範な統合型のモニタリング能力は、ネットワークの全レイヤーをネイティブかつエンドツーエンドで可視性できるため、問題の発生場所を問わず、より迅速に問題を検出、診断、解決できるよう支援します。

ThousandEyes により BGP 可視性が拡大

BGP モニタリングにおける ThousandEyes の強みを活かし、インターネットのルーティング層に対する可視化能力をさらに強化するための機能拡張を進めています。これには、BGP イベントに対するほぼリアルタイムのアラート機能、ルーティングセキュリティの向上を目的とした RPKI 検証、OpenTelemetry 対応(Splunk やその他のオブザーバビリティツールへのストリーミングイベント駆動型 BGP メトリックの送信をサポート)、およびお客様が追跡するプレフィックスに関するグローバルな BGP アナウンスメントと撤回に関する、表形式による詳細な可視化などが含まれます。

ThousandEyes Traffic Insights が進化

一般提供が開始された Cisco ThousandEyes Traffic Insights は、エンタープライズ ネットワークのパフォーマンスを左右するネットワークトラフィックを NetOps チームが直接可視化できるよう支援します。Traffic Insights は、ネットワーク全体からフロー記録を収集した後、それをアプリケーション、会話、またはサブネット別に分類します。その後、データを合成ネットワーク評価指標と自動的に関連付けます。パケット損失や過剰な遅延を引き起こしている正確なトラフィックについては、直感的なスタックチャートにより即座に把握し、速やかに対処することができます。Traffic Insights ダッシュボードは、ネットワーク全体でのトラフィックの動向をひと目で確認できる指標を提供します。事後対応ではなく能動的に対策を講じることで、パフォーマンスの低下を回避できるようになります。

経路のすべてを可視化する

ThousandEyes の目標は、クライアントデバイスからクラウドサービスまで、アプリケーションからインターネット、SaaS プラットフォームまでを含めたデジタルデリバリー経路全体を、断片的な情報ではなく、隙間のない全体像として可視化することです。この目標を達成すべく、お客様が自社管理する企業ネットワークに対して、より詳細で粒度の細かい可視化を実現し、クラウドのカバー範囲を拡大しています。

ThousandEyes + Splunk による、アプリからネットワークまでの可視化

Splunk と ThousandEyes の統合では、Splunk のリアルタイム オブザーバビリティと ThousandEyes のエンドツーエンド アシュアランスが組み合わせています。 分散トレース機能により、ネットワーク、クラウド、アプリケーションを横断した、連続的な可視化能力が実現しました。これらの情報はすべて Splunk 内に直接表示されるため、IT、ネットワーク、エンジニアの各チームは、重要な依存関係全体を一元的に確認することができます。Cisco ThousandEyes for Splunk は、ThousandEyes のインサイトを Splunk のダッシュボードに直接統合。ThousandEyes のテストデータ、イベント、アクティビティログを Splunk にストリーミングする作業が、かつてなくシンプルになりました。これにより、パフォーマンスの問題、劣化、障害を迅速かつ効果的に解決できます。これらの統合機能は、根本原因の迅速な特定、AI を活用したワークフロー、および問題の予防、解決時間の短縮、そして堅牢なデジタル体験の維持を支援する、自動化されたアクションを可能にします。

Microsoft Azure 向け ThousandEyes Cloud Insights

Cisco ThousandEyes Cloud Insights が Microsoft Azure にも対応。Amazon Web Services(AWS)に対する深い可視化能力を基盤に構築されています。この機能強化により、CloudOps チームにとっては、信頼性の高いマルチクラウド監視機能を得られます。Azure 環境全体におけるユーザー体験、トラフィックパターン、および構成変更に関するエンドツーエンドのインサイトを提供します。ネットワークの動作とクラウドのパフォーマンス / 構成データを関連付けることで、Azure に関連する障害を迅速に特定し、より早く解決できるなど、重要なデジタル体験をスムーズに維持できます。Microsoft Azure 向け ThousandEyes Cloud Insights は現在、プライベートプレビュー版として利用可能です。

ThousandEyes の SRE チームは、お客様にパフォーマンスの優れたデジタル体験を提供できるよう、社内で Cloud Insights を活用しています。その様子をご覧ください。

発生源を文脈化する

ThousandEyes は単にデータを収集するだけではなく、データから価値を引き出します。アシュアランス分野における ThousandEyes の最新技術は、孤立した信号から実用的なインサイトを導き出せる突出したソリューションです。

Cisco Meraki ダッシュボードで、組織からクライアントへアシュアランスを提供

Meraki ダッシュボードには、組織全体のネットワークの正常性を一元的に確認できるビューと、クライアント側の詳細な可視化機能が新たに追加されました。これにより、すべての拠点における全体的な状態を迅速に評価できるほか、デバイス状態や正常性スコアといった全体レベルのメトリックを活用して、傾向や問題を早期に発見できます。また、クライアント接続ビューでは、デバイス(小売店のレジなど)からアプリケーションまでを網羅したインサイトを提供。ユーザー体験の問題を、ローカルでの状況や上流ネットワークの振る舞いと関連付けるのに役立ちます。

Cisco AI Assistant でインサイトとアクションを加速

ThousandEyes が、Cisco AI Assistant の高度な機能と統合。ネットワークデータと ThousandEyes のテストを理解するようにトレーニングされており、問題の原因を迅速に特定し、文脈化することで、迅速な解決をサポートします。この統合により、ネットワークデータを扱う方法が大きく変化します。自然言語クエリによるマシンスピードで、問題をより迅速に検出・解決し、サードパーティの依存関係をマッピングし、インサイトを抽出できるからです。たとえば、従業員がアプリケーションにアクセスできない問題が発生した場合、AI Assistant は、その従業員の所在地から ThousandEyes のデータをリアルタイムで分析します。さらに、ISP の障害やローカルネットワークのボトルネックといった根本原因を特定し、数秒以内に結果をわかりやすくまとめ、次の対応を提案します。

Cisco U でアシュアランススキルを構築する

Cisco U 上で新しい Cisco ThousandEyes Learning Hubを導入します。より多くの人材がアシュアランス機能を使えるようにすることが目的です。ここでは、学習パス、コース、チュートリアル、動画などが提供されており、デジタル体験のモニタリングと最適化に必要な専門知識を習得し、デジタル戦略の核心要素としてアシュアランスを推進するためのサポートが得られます。

時代に応じたエンタープライズ アシュアランスを提供

AI の採用からクラウドへの拡張、ハイブリッドワークの最適化まで、最新化のプロセスにおけるどの段階にいても、Cisco ThousandEyes はそのときに必要なサポートを提供します。Cisco Live サンディエゴで発表予定のイノベーションは、シスコ随一の統合プラットフォームを通じて、次世代の AI を活用したアシュアランスを実現します。新たな可能性の開拓にぜひご期待ください。


AI 時代におけるネットワーク運用の変革に、準備はできていますか?最新技術については、アカウントマネージャにお問い合わせください。


注:記載されている製品と機能の一部は開発段階にあり、使用可能になった時点で順次提供される予定です。これらの製品と機能の提供スケジュールは、シスコがその裁量で変更することがあり、シスコはこの文書に記載された製品または機能の提供の遅れまたは中止について一切の責任を負いません。


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